横須賀市の障害福祉課様から「成年後見制度について話して欲しい」とご依頼いただき、3月7日に講師を務めさせていただきました。
親子のライフプランの中で、どう成年後見制度を使っていくのか?
担当の方とお話すると、「今までは弁護士などの法律専門家にお願いしていたけれど、どうしても制度の説明が中心で、硬い内容になってしまうので、親の立場や「親なきあと」の準備というところから話して欲しい」ということでした。
そこで今回はあえて法律的な話ではなく、「親子のライフプランの中で、どう後見制度を使っていくか?」ということをテーマに、できるだけわかりやすいコンテンツを新たに準備させていただきました。
講演タイトルは、
「親なきあと」へ想いをつなぐ親子の未来予想図
〜親子のライフプランから考えるお金と制度について〜
今回は、横須賀市内の特別支援学校と福祉事業所のみの募集でしたが、用意された60席が全て埋まったということで、多くの方に関心を持っていただけたようです。伝える側としても、改めて身が引き締まる思いでした。
講演後、横須賀市内の養護学校の方や就労継続支援事業所の方からも、講演をお願いしたいとのお声をかけていただき、親子の未来予想図作り(ライフプランニング)の大切さがお伝えできたようで、うれしかったです。
現場ではトラブルも多いという成年後見制度
先日、福岡の権利擁護サポートを名乗るNPO法人の代表が、被後見人の資産を横領していた件が発覚し、ニュースになりました。
自治体の講師も務めていたという、成年後見制度の「旗振り役」が横領していたなんて、私たち親や家族は、いったい何を信じていいのかわからなくなってしまいますよね。
政府は、高齢者や障害者の権利擁護のため!と、成年後見制度促進法案まで作って、制度の利用を勧めていますが、実際には、法定後見が本人や家族の意図とは違った形で使われてしまった、後見人との考えの食い違いなど、現場では色々な問題が起きているということです。
実際に使うことになってから、「そんなこと知らなかった…」というトラブルが起こることが、本人にとっても家族にとっても一番不幸なことです。
成年後見制度のトラブルを未然に防ぐには?
制度の良し悪しではなく、トラブルを未然に防ぐにはどうしたらよいか?、あらかじめできることはどんなことなのか?ということを、我々は「親子のライフプランサポート」というやり方で、伝えていくことが必要だと感じています。
オンラインでのセミナーも可能ですので、遠方の方もお声がけください。
セミナー・講師のご依頼はこちらからお願いいたします。
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